
HV、EV系シミュレーションシステム、各種バッテリー試験システム、ブレーカー試験装置、高周波電源装置等お客様のニーズに応じて各種の電源システムを提案します。 |

スイッチング電源とはスイッチング方式によって制御された直流安定化電源の一種で、商用電源または直流電源を入力とし、これを半導体の高速スイッチング作用を利用して、可聴周波数以上の高周波電力に変換し、制御・整流して所定の直流を得るもので、小型・軽量で高効率を特徴とし情報機器や通信機器をはじめほとんどの電子機器の電源として使用されております。 |

交流電圧をトランスへ加え整流回路及び平滑回路を通し直流電圧に変換した後、種々の安定化方式により入力電圧の変動、負荷の変動、温度変化等に対し出力電圧、出力電流を安定化し供給する電圧変換装置です。 種類には出力電圧のみを安定化する定電圧電源、出力電流のみを安定化する定電流電源、電圧・電流の両方を安定化する定電圧定電流電源があります。 安定化の方式ではシリーズレギュレータ方式、スイッチング方式、サイリスタ方式等があり、出力電圧・出力電流の可変型及び固定型があります。 |

交流安定化電源は大別すると、単に出力電力あるいは波形を一定に保つ目的の自動電圧調整器(AVR)と出力周波数を一定に保つ周波数変換器(CV・CF)とからなる。両者とも要求される仕様としては、出力電圧の安定度が優れ、入力電圧の波形に影響されず出力波形品質(歪率など)が良いこと、負荷の種類に影響されることなく安定的に電源を供給できることが必要。近年では、ただ安定した電力を供給するだけでなく、電圧変動、瞬時停電など電源環境試験を行う必要があるため高性能で多機種なシミュレーション電源が要求されるようになっています。 |

無停電電源装置(UPS : Uninterruptible Power Supply)とは、常時(通常の場合)にはバッテリーに電源を蓄え、停電時にバッテリーから電力を出力することで、電力事情に変化があっても負荷機器に対して途切れることなく交流電力を供給する装置を指します。これまでわが国においては、金融機関のオンラインシステムなど、重要システムのバックアップとして主に用いられてきました。近年ではコンピュータの高性能化によるダウンサイジングや分散化が進んだことからパソコン、ワークステーションの普及率が高まり、小型UPSの需要が拡大しています。 インターネットやLAN等のネットワーク化などによりUPSも情報システムの一部としてコンピュータとのコミュニケーションを要求され、自動シャットダウン機能や自己診断機能、さらにネットワーク対応機能などを備えたインテリジェントUPSが登場し、大幅な伸びを示しています。 |

電子負荷装置とは、従来の摺動抵抗器のように抵抗線を使用せず、電力損失部に半導体を使用した負荷装置です。 機械的な稼動部分がないため断線や接触不良等の問題が起こりません。また高性能な電流制御回路の内蔵で、高安定動作と高速動作を実現するとともに、CPU制御による操作性の向上と、多機能化がはかられていますので、プリンターやモーターなどのように、出力電流の過渡的変動の大きい電源部の負荷試験を、実負荷に近い設定でシミュレーションすることができます。 |

ノイズとは「雑音」と訳されることから、騒がしい状態であるとか、カセットテープに録音した音に混じった余計な音をイメージするかもしれません。しかし音に関わらず、あらゆる信号に対して、期待に反して付加されてしまう余計な情報のことをノイズと呼び、特に電気・電子製品や回路において電源線や信号線にノイズがのってしまうことは、正確な情報伝達を妨げる要因となるだけでなく、機器の誤作動を招く恐れがあります。近年は電子機器の精密化や動作の高速化が進んでいるため、以前よりも高度なノイズ対策が必要になってきており、部品のレベルでノイズ対策された商品も増えてきています。ノイズには、信号線や電源線などのラインを伝わる伝導ノイズと空中に伝播する輻射(ふくしゃ)ノイズの二つに分かれます。ノイズを低減させるためにはさまざまな方法がありますが、電源線を伝わる伝導ノイズを低減するための手段としてノイズフィルタを用います。ノイズフィルタは上のような特性を持つため、電源ラインを通じて装置内に入ってくるノイズを阻止する役割と、装置内で発生したノイズを外部に出さないようにする役割を持ちます。 |

機器に対して任意の電圧を付加するためにもっとも簡易な方法がボルトスライダを利用することです。ボルトスライダは摺動変圧器とも呼び、ある種変圧器(トランス)の一種であるといえます。入力側を1次、出力側を2次と呼び、1次側の入力電圧と2次側の出力電圧の比はコイルの巻き数の比によって決定されるため、通常トランスでは入力電圧に対する出力電圧の値は一定ですが、ボルトスライダの場合、出力側コイルの巻き数を摺動子により変化させることで連続的に任意の出力を得ることができる構造になっています。 ボルトスライダは交流に対してしか利用できませんが、直流回路において電圧を調整する方法として、摺動抵抗器を利用する方法があります。特に負荷変動に対する各種機器の試験に利用します。 |