計測

オシロスコープ

高速波形(論理的波形)を表示させる計測器であり測定データの分解能よりも波形がどのように変化したか?に主眼を置いた測定に使われる製品です。
高速測定が可能ですが測定chが少なく電圧しか測ることができないという特徴があります。

レコーダ

物理的波形(振動・騒音など)の測定に適した計測器です。

オシロスコープよりもサンプリング速度は低いですが測定データの分解能は遥かに高くなります。また、測定ch数は10chを超えるものもありあらゆる試験で使われる製品です。
日置電機のメモリハイコーダはこの分野に属します。

ロガー

温度特性(変位、分布)を測定する場合には多点のセンサを使い、長時間の測定が必要となります。
レコーダでは、1000点レベルのセンサ信号を1秒間隔で測定し1ヶ月に及ぶ連続測定も可能となります。
また、点数が少ない場合には手のひらサイズの携帯型ロガーもあり、温度特性を細かく分析することが可能となります。

アナライザー

語源はanalyze(分析)であり、測定した信号を分析することこそがアナライザーの役目です。
その分析により、FFTアナライザ、パワーアナライザ、ネットワークアナライザなど多くの商品が存在します。

電力測定器

電力は負荷で消費されるエネルギーと負荷を動かすために作るエネルギーで、電熱器・電気炉のように熱エネルギーになったり、モータのように回転力、蛍光灯のように光エネルギーに変換されます。
このような負荷で消費される電力や、発電機や太陽光発電装置などで作られる電気エネルギーを測定するものが電力測定器です。

絶縁耐圧試験器

家電製品・産業設備は地面と絶縁されていなければ非常に危険です。
では、その絶縁がどこまで保証できるのか?を実際に測定する計測器が絶縁耐圧試験機です。

計測システム

より効率的に!より信頼性高く!より正確に!
製品を開発する段階ではこれらの要求を欠かすことはできません。計測システムは計測・制御・解析を1台のパソコン(またはシーケンサ)で自動操作するものであり、開発スピードと品質確保が重要視されている昨今では欠かすことのできないものとなってきております。

トルクメーター

モータは自ら発生させた動力を何かに伝えてその機能を果たします。
その時に伝達させる力がトルクであり、トルクメーターはそのトルク量を測定するものです。

パネルメータ/変換器

あらゆる信号をパネルメータで測定しやすい信号に変換する製品が変換器です。
そして、あらゆる信号を人間が直感的に分かるように表示するのがパネルメータです。 この2つは力を出し合って素晴らしい仕事をしてくれます。
また、変換器には信号変換器と、通信の形態を変える通信変換器があります。

現場測定器

現場測定器は人畜に対する感電保護、漏電による火災保護、及び現場作業者の安全性などを維持するために使用する測定器です。

プロセスコンピュータ

プロセスコンピュータは一般的なコンピュータにない厳しい仕様が要求されます。
24時間、365日連続稼動に対応できる高信頼性、オペレータにも簡単に使いこなせる操作性、上位コンピュータとの接続、現場の各種センサー・装置などとも確実に接続できる通信機能、将来的な増改造・追加に柔軟に対応できる拡張性が要求されます。

流量計

流量計はプロセス変量の一つであり、温度や圧力が製品の質の制御に深く関わり合うのに対し、流量は主として製品の量に関係します。
この流量を測るものが流量計で多種多様なものが実用に供されています。
基本的には測定対象によって使い分けられ、液体、気体用の2大別に加えて液体の性質(温度、圧力、粘度、腐食性の有無など)、流量の大小、測定精度等に応じた原理的に異なったものが各種用意されています。

分析計

測定対象物質の性状により“ガス分析計”と“溶液分析計”に大別され、それぞれが用途と使用方法によってプロセス用とラボ用、さらにポータブルタイプに区別されます。
よく知られているのはガス分析計としてO2計・CO計、排ガス規制でのNOX計・SO2計、また排水規制での監視機器であるPH計、濁度計、DO計等があります。近年、環境面での規制が一段と厳しくなり分析計による監視体制と抑制装置を企業として設置義務化されており、需要として増加の傾向にあります。