エリート技術者を納得させた文系出身営業の提案。

明治電機工業の得意分野は、電気機器の中でも「制御機器」「計測機器」「電源機器」などです。といっても、「それってどういう機械？」と思う方が多いのではないでしょうか。安心してください。私もそうでした。大学は経営学部。知識ゼロからのスタートでした。そんな私も、今では日本を代表する自動車部品メーカーの開発部門の方々に計測機器や電源の提案をしています。例えば、自動車のカーエアコンの開発では、熱に関する緻密な評価が行われます。当然、熱を計測する機器が必要です。その計測機器を提案するのが私の仕事です。多数の取引メーカーの製品の中から、お客様のニーズにぴったりの機器を提案します。 では、カタログに載っている製品を勧めるだけの仕事かといえば、そうではありません。なにせお客様は、コストにも性能にも厳しいプロフェッショナル。求められるレベルは高い。ただし、その分壁を乗り越える提案をする面白さがあります。

そして、明治電機工業には、一緒に提案できる心強い技術者もいます。あるモーターの開発に関わった時のことでした。提案したのは開発されたモーターを評価する際に駆動させるための電源。ただし、単にモーターを回すだけでなく、条件によって制御するシステムが必要になります。お客様はこのシステムの仕様で困っていました。既にパッケージ化されたシステムは、性能はいいけれど価格が高すぎる。むしろ、必要のない機能までついてくる。それならばお客様の必要な機能だけを備えたシステムを電源と抱き合わせで提案すればいい。自社や協力会社のソフトウェア開発者とも相談して、お客様の要望する仕様の電源制御システムを製作しました。その結果、機能とコスト両方の要求に応えることができたのです。ハードウェアとソフトウェアを組み合わせた提案。お客様のニーズに合わせカスタマイズした提案。こうした提案ができるのは、社内外に協力できる技術者がいるからこそ。カタログに載っていなくても、提案の可能性は自分で広げられます。

 

 

頼れる社内の技術者たち

明治電機工業は、商社とメーカーの機能を併せ持った、制御・計測機器の分野では東海圏有数の企業です。様々なニーズに対応できる技術者たちの存在が幅広い提案を可能にしています。