PEOPLE

 

 

技術

S. O.

 

2009年入社

 

「ものづくりする技術者を支えるもの」を作る。

私の仕事は、端的にいうなら“ものづくりの現場を支える仕事”です。主に手がけているのは、工場で製品の検査に使う設備。「エンジニアリング機能を持った商社」である明治電機工業が、最も得意としている分野のひとつです。私は昔から、模型を組み立てたり、料理をしたり、何かをイチから作り上げるのが好きでした。ものづくりに携わる現場として明治電機工業を選んだのは、自分の手がけたものが、同じものづくりに励む人たちの役に立つ仕事だったから。検査設備は、工場の外になかなか出ないため、広く認知されるものではありません。けれど、高い精度の検査設備があることで、お客様は安心して開発や生産に取り組めます。間違いなくお客様にとって価値のあるものを生み出している。そんな実感がある仕事です。

例えば、ある自動車部品の動作試験を行う検査設備を作るとしましょう。まずは、お客様の仕様書に示された機能、要求精度をもとに電気回路を設計し、どんな動作プログラムが必要かを考えます。その際、私が大事にするのは“安全に使える設備である”こと。製造の現場では、正しい使い方や正常な動作だけでなく、異常事態に何が起こるかも想定しなくてはいけません。正しい手順以外で設備を動かそうとしてみたり、長時間動作を継続させてみたり。こうした設備の使い方は時として危険を伴います。「思いがけないタイミングで設備が稼働し、作業者に挟まれや感電の危険があるのでは…」「この仕様では長時間の使用で設備や製品から発火してしまうのでは…」。仕様書を見て、あるいは、お客様の作業環境をヒアリングして、様々な可能性を想定します。そして、正しい手順以外では稼働しないように安全回路を組む、一定以上の電圧・電流が長時間かからないようにプログラムする、などの対策を提案するのです。技術者としてお客様の求める仕様を備えた設備を提供するのは当たり前。設備が実際に使われる場面にまで心配りできるかが大切だと思っています。“ものづくりの挑戦と発展を陰から後押しする”ものづくりが私の仕事です。

 

 

 様々な専門技術を活かせる職場

設計、開発、システムエンジニアなど、千差万別の専門技術を備えた技術者が揃っています。近年は技術力を活かし、自動車や機械、半導体に加えて、薬品や食品など新規分野の開拓、自社ブランド製品の開発にも力をいれています。

 充実の生産設備

エンジニアリング事業本部には、開発、設計、製造のための充実した設備が整っています。多分野の技術者が一所に揃っているため、専門外の相談にのってくれる仲間も多数。不安は少ない環境です。