第9次中期経営計画の実現に向け、邁進してまいります

 

 株主・投資家の皆さまには、日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 当社を取り巻く環境は、円安に伴う企業収益の改善や設備の維持・更新投資、研究開発投資の底堅さにより緩やかな回復基調が続いておりますが、海外における政治・地政学的リスクの高まりをうけ、ここにきて景気の先行きは不透明感が強まっている状況であります。

 

 こうした状況の中、第61期(平成29年3月期)の業績につきましては、当社の主要ユーザーであります自動車およびセラミック関連企業向けに実装・産業機器などの販売が堅調に推移し、売上高は7期連続の増収となりましたが、利益は海外子会社における売上原価の上昇、販売費および一般管理費の増加等により減益という結果に終わりました。

 

 昨今の製造業では、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、ロボット、環境負荷低減などの技術革新により、ものづくりそのものが転換期を迎えようとしております。特に、自動車業界においても、自動運転や電動化、マルチマテリアルといった新分野の研究開発が積極的に進められており、当社はそれらの変化に確実に対応していかなければいけないと考えております。

 そこで、本年4月よりスタートしました第9次中期経営計画では、「次代に向けた経営基盤の強化」を基本方針とし、変化への対応を視野に入れて、現場力・エンジニアリング力の強化、グローバルビジネスの拡大、次代を見据えた商材の開発などに積極的に取り組み、世の中のスピードや変化に柔軟に対応できる組織・人づくりを目指していきたいと考えております。

 

 第9次中期経営計画初年度である第62期(平成30年3月期)は、これら主要施策を確実に推進し、連結ベースで売上高615億円、営業利益21.9億円、経常利益23.5億円、当期純利益16.1億円を必達目標として全役職員総力を挙げてやりきる所存でございますので、今後ともご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。